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果報の寝言

20041001 感覚の単位

歯科通院中の私。


優しい女医先生は、「痛かったら左手をあげて教えてくださいね〜」。
子供じゃないんだから、ある程度我慢しなくちゃ。

でもどのくらいまで我慢したらいいんだろう。左手がヒクヒク。
ちょっとした筋肉の収縮を察知して、先生が「痛いですか?」と声をかけてくれるけど、
口をあけたままの状態で「あー」「うー」。なんとも自分が情けなくなる。


インジケーターのように痛さに応じて電気が点灯するようなものでもあればいいのにと思う。

以前、痛さを数値化するという話を聞いたことがある。
一本の鼻毛を抜いた時の痛さを「1ハナゲ」として、その何倍痛いかで数値化するというもの。
部屋で机の角に足の小指をぶつけた痛さ=300ハナゲ
実績が上がらず上司に怒られる時の胃の痛み=180ハナゲ
といったところか・・・

今回、初めて聞いたのは、辛さを数値化するというアメリカの農学博士の話。
辛味成分を、アルコールに抽出し、そこに一定濃度の砂糖水を加えていき、
人間の舌で辛さを感じなくなるまで加えた、砂糖水の量が、辛さの値。
“辛さ”をあらわすのに、“辛くなさ”に着目したところがポイント!


でも結局人間の舌が測定器だから、数値の幅が広くてあまり参考にはならないかも・・・
(2004.10)






 
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