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果報の寝言

20040801 改札でたらメールチェック

夏休みにクルマで出かけたとき、カーナビを使っていると「これ、だれかずーっとこのクルマのこと見てる人がいるのかしら・・・」と母。
GPS(全地球測位システム)は誰もが自由に使えるサービスとして生活に浸透しつつありますが、1993年に米国が民間利用に開放したシステムで振り返れば、つい最近の事なんですね。

位置を計測する技術や情報端末の普及、情報ネットワークの拡大などによって、様々な場面で位置情報の活用が試みられています。

大きくわけると、位置情報を発信している側が、何らかのサービスを受けるタイプと、反対に、位置情報をリアルタイムで捕捉し、適切なサービスの提供や運用管理をするタイプの2つがあります。

具体的な例を挙げてみると
・ゴルフ場でプレーヤーがコース上のプレー地点からピンまでの距離情報を小型端末でみることができる。
・市街地で周辺の飲食店を検索したり、近くを走るタクシーを呼ぶことができる。
・事故や犯罪に遭遇してしまった緊急時に、現在位置を通報できるサービス。

・運送業では、商用用トラックやバス、タクシーの位置情報により効率的配車や運行管理が図れる。
・営業マンなどに携帯端末を持たせ、現在位置を確認しながら指示・管理する企業もある。
・徘徊老人や幼児に位置情報発信端末を持たせて所在を把握するマンロケーション管理などの社会的サービス。
などなど。

調べていたら、他にGPSではない位置情報の活用をしている事例として電車の改札がありました。
定期券を利用している人は朝晩あわせて4回改札を必ず通ります。この改札通過情報を活用して、周辺のイベントやショッピング、グルメに関する最新情報を提供していくというもの。小田急電鉄の「グーパス」とよばれるもので、去年の春から導入され、現在4万人近い人が利用しているとのこと。事前に登録した会員が定期券で改札機を通過すると、 5秒から10秒で情報メールが携帯電話に配信されるというサービスです。
配信される情報コンテンツは、沿線情報の他に、エンターテイメント情報やビジネス情報、英会話など。あらかじめ選択した情報に基づき、年齢や性別、乗降駅、趣味・嗜好などを加味して情報が選別され、会員個々にカスタマイズしたかたちで提供されます。
駅や性別、年齢で絞って、ディスカウントクーポンを配信したり、車内の中吊り広告と連動した広告媒体としても注目されています。
(2004.08)






 
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