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果報の寝言

20040101 月の名前

2004年年初のご挨拶は、月の満ち欠けをモチーフにした果報舎の年賀状から始まりました。

(どこかにちょっと風変わりな名前の月があります。気づかれましたか?)

それでは、そのほかの、月の名前の説明をちょっとだけ・・・

新月
太陽と月と地球が一直線上に並ぶために、見えない月のことをいいます。

既朔
二日月ともいいます。ぼんやりとしか見えない“既朔”(きさく)です。

眉月
その形から眉月とも呼ばれる三日月。クロワッサンというパンはこの三日月の形を表しています。

夕月
夜になると沈んでしまうため、夕方だけに月を見ることができる晩を“夕月夜”といいます。

上弦の月
弓を張っているときの形になぞらえて“弓張月上”ともいわれる半月のことです。

十日余月
十一日月〜十二日月を十日あまりの月といいます。

十三夜月
満月の十五夜を愛でるのはもちろんですが、日本人は満月にもまして

十三夜月を美しい月としてきました。
月見の会が催されたり、各地の月祭り行事は日本独特の風習といえましょう。

小望月
こもちづきと読みます。「望」に近いという意味から“幾望(きぼう)”ともいわれます。

満月
旧暦8月15日の満月は「十五夜」といわれ、古くから十三夜と同じように月見の会が催されました。

十六夜月
いざよいつきと読みます。

「いざよい」は、どうしようかためらう・ぐずぐずするというような意味で、

月を人に喩えて表現しているわけです。

立待月
たちまちづきと読みます。

夕方から月が出るのを、立って待っていてもそんなに疲れないうちに出てきてくれるから立待月。

居待月
いまちづきと読みます。

月の出が、日没よりもだいぶ遅くなって、立って待っていると疲れるので、居して待つことから居待月。

臥待月
ふしまちづきと読みます。

寝待月(ねまちづき)ともいわれ、 月の出がかなり遅くなって、寝て待つほどの月ということです。

更待月
ふけまちづきと読みます。夜も更けてから上ってくる月をいいます。

有明の月
十五夜以降にでる月を総じて“有明の月”といいます。

夜が明けて明るくなった空に、ぽつんと残っている月のことです。

「有明の月を見るまで」というのは、夜が明けるまで一晩中という意味なんですね。

下弦の月
二十三日月のことで、左側が明るく光っている半月のこと。

古くから“二十三夜待ち”という月待ちの行事が行われていたそうです。

二十六夜月
三日月の逆向きのことです。

早朝3時頃に上ってくるのを、起きて待っているという「二十六夜待ち」は、

その月の中に、阿弥陀様が見えるという伝説があるそうです。

残月
有明の月の別名。

早朝、東の空がだんだん赤みを帯びてくるころ、まだ残っている晦前の細い細い月。

まわりが明るくなるとともに見えなくなるはかなげな残月。


提月ともよばれる、その姿が見えない月のこと。「つごもり」は月隠(つきごもり)からきた言葉だとか。転じて、晦が各月の最終日を意味します。


毎日見慣れた月ですが、今日と全く同じ月は、明日は見られません。
平成16年元旦で、設立720日目を迎えた果報舎は、
これからも一日一日を大切にしていきたいと考えております。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。

果報舎 志村奈月






 
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