最近は携帯電話会社間の競争が激しく、割引サービスや値下げ、さまざまな提携による特典など、複雑なそのしくみに選択を迷うユーザーも多いと思います。というより、内容を理解できて正しく比較検討しているユーザーはほとんどいないのではないでしょうか。わかっているのは、毎月の多大なパケ代の支払に苦慮している学生くらいでしょうか？

先日耳にした話、家族で同じ会社の携帯電話を持てば、トクみたいだから携帯電話を変えようという話が持ち上がったとき、どうもハッキリしない大学生の長男。どうやらモト彼女からの連絡を待っているので、変えられないということらしいのです。

そんな事情のユーザーばかりではないでしょうが、主要携帯電話4社（NTTドコモ、KDDI、Jフォン、ツーカーセルラー東京）と総務省では、「番号（ナンバー）ポータビリティ」というサービスを検討しているそうで、利用する携帯電話の会社を変えても、電話番号を変更しないですむようになるらしいです。コスト負担の問題で難航しているようですが、2005年早々には実現するかもという報道がありました。番号を変えないですむようになれば、一層サービスの競争が進みそうですね。

ちなみに、あるクローズドのアンケートの結果では、携帯を変更するつもりがないという回答が約54％に対し、携帯番号が変わらないなら携帯を変更したい、もしくは、携帯番号とメールアドレスが変わらないなら携帯を変更したいという回答をあわせると42％になるそうです。その他4％以下は、番号にはこだわらずに携帯を変えるという回答でした。

あなたは何が決め手になって、携帯を変えますか？（2003.09）